家づくりコラムColumn
家づくりのこだわり2019.06.14
1棟だけ濁流に流されなかった。その理由は?
今から4年前の2015年のことです。
茨城県常総市に流れている鬼怒川が決壊して数多くの建物が流されました。
その中に濁流に耐えた家がありました。
周りの家が流されて無くなっている中で、決壊した川の中に1棟だけポツンと残っていてテレビでも紹介された「白い家」として有名になりました。
あなたも覚えているんじゃないでしょうか?
とある大手ハウスメーカーの家です。
建物の耐震性が高いとか、建物自体が強いとか、使っている外壁が良いとか、地盤改良で杭が打たれていたんじゃないかとか、なぜこの家が流されなかったのかいろいろな噂が飛び交いました。
では、この家はなぜ流されなかったのでしょうか?
流されなかった理由
逆に考えてみましょう。
他の家はなぜ流されてしまったのでしょうか?
船を思い浮かべてみてください。
世界一周旅行ができるような巨大な豪華客船でも沈むことがありません。
あれだけ大きいのに沈まないのは「浮いているから」ですね。
流された家も同じように浮いてしまったんです。
だから流されたんじゃないかと言われています。
白い家は浮かなかった。なぜか?
浮いた家とは基礎が違ったからと言われています。
高性能だけど浮くベタ基礎、性能は劣るけど浮かない布基礎礎
基礎には大きく2種類あります。
「ベタ基礎」と「布基礎」です。
それぞれの基礎の構造は以下のようになっています。
ベタ基礎は地面と接する部分全体をコンクリートで覆う仕様になっています。
布基礎は土台の下の部分にだけ基礎があります。
ベタ基礎のほうが高性能、高耐久です。
そして、このベタ基礎の構造をよく見てみてください。
何かに似ていませんか?
そうです。まるで船みたいですね。
コンクリートでできた船です。
ベタ基礎だと地面と接する部分をコンクリートで覆ったことで床下が船底のようになって水に浮いてしまうんです。
一方、布基礎のほうを見てください。
地面と接する部分にコンクリートが無いので浮きません。
コストを抑えたおかげで浮かなくなりました。
流されなかった白い家はこの布基礎だったんじゃないかと言われています。
あれだけの流れの中でも壊れないので建物自体が強いことは間違いありませんが、ほとんどの大手ハウスメーカーの標準仕様になってしまうこの布基礎のおかげで浮くことが無かったのではないか、、、と。
もし、これが私達の建てた家だったとするとどんな結果になっていたでしょうか?
高性能で浮かない基礎があるというのは本当でしょうか?
それは次回お話しますね。
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