家づくりコラムColumn
家づくりのこだわり2020.05.29
便利な間取りなのに使わなくなる理由
家事が消える魔法の設備をこれまで3つご紹介しました。
洗い物が消える設備、洗濯物を干す・取り込む作業が消える設備、掃除が消える設備でした。
どれも魅力的な設備でしたね。
気になる方は前回までの記事を見てくださいね。
ただ、これら消すことができる家事がある一方で消せない家事もあります。
例えば、脱いだものをハンガーにかけるとか使ったものをしまうといった作業です。
整頓する作業です。
これら全てをママがやることになるのでママが大変になる。
だから家族が自分でできる整頓は、自分でできるようにしよう。
そのためには家族みんなが自分で整頓しやすい間取りにすればいいんだ。
ということで生まれたのが「マイセルフ動線」です。
家に帰ってきた家族は、玄関からまずファミリークロークに行って上着やカバンを置いてから部屋着を取って、洗面所に行って手を洗って着替えて、キレイな状態でリビングに入る、ということができます。
この作業が滞りなく行えるような間取りになっているので、帰ってきてリビングでコートを抜いてカバンを置いてということが無くなり、リビングが散らないという優れものなんです。
でもこのマイセルフ動線、実は大きな問題があるんです。
それは何かというと、、、
「使わなくなる」ということです。
「マイセルフ動線」を使わなくなる理由
一般的なハウスメーカーのマイセルフ動線の利用率はどれくらいでしょうか?
本当にこのとおりに動いてくれるんでしょうか?
マイセルフ動線の利用率はそれほど高くないという話を聞きます。
こんなに便利な間取りになっているのになぜやらなくなるのでしょうか?
それは冬場に原因があります。
想像してみてください。冬の寒い夜に家に帰ってききます。
当然、冬なので玄関や廊下も寒いです。
コートを掛けるはずのファミリークローゼットも、廊下にと変わらないのでブルっと震えるほど寒いです。
そしてさらに進んでいく洗面所も白い息が出るほど寒いです。
イメージできましたか?
冬だとマイセルフ動線の全ての場所が寒いんですね。
それに比べて、反対側にあるドアを開けてリビングに入れば暖かい部屋が待っている。
さあ、寒い外から帰ってきてあなたならどちらに行きますか?
迷わずリビングに直行ですよね。
すると、今までのようにリビングでコートを脱いでカバンを置いて、ソファに座ってスマホをいじりだすという生活と変わらなくなってしまうんです。
つまり、冬は寒くてマイセルフ動線を使わないということです。
そうすると人間の習慣で、冬にやらなくなると春もやりません、当然夏もやらなくなり、、、という感じで全く使わなくなります。
ファミリークローゼットは単なる納戸になってしまいました。
そうすると、だんだん後悔することになります。
使わないファミリークローゼットとか作るくらいだったら、リビングを広くしておけばよかった、と。
これがマイセルフ動線の現実です。
でも、ちょっと待ってください。
私達の家なら、ほとんどの方がこのマイセルフ動線を使ってくれています。
冬の寒い時期でも。
なぜでしょうか?
その秘密は次回お伝えしますね。
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